KAWAI Q-80

http://images.google.co.jp/images?q=kawai+Q-80&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja

88年、はじめて手に入れたシーケンサーです。


値段手ごろ(69800円)、トラック豊富(32tr)、操作性ステキ、バッテリーバックアップで電源切っても曲消えないなどなど。欠点らしい欠点が見つからない*1ので、あんまり書くこともないのです。


普通に各トラックへ打ち込んで行っても充分曲作りができますが、曲中で使うフレーズを「motif」と呼ばれるエリアにとにかくぶち込んで、それをリズムマシン風に各トラックに並べていく方法が素晴らしくステキでした。なにせメモリーの節約効果が絶大。
この方法は、むしろ最近のオーディオ・ループ・シーケンサーなどに近い気がします。
友人のファンクラ大臣という人は、motifを並べて作った曲の、motifだけを全て別物に交換することで違う曲にする、という技を使っていました。


トラック・ミュートのしやすさもあるし、「どうしても昔のMIDI機材でテクノやりたい人」*2とかにはかなり向いている機材なのではないでしょうか。中古屋行けば5000円くらいで買えるのでおすすめ。


94年にMacを買うまで6年間使い続けた1台です。本当に替わりが必要なかった。
なにせ、当時から打ち込みをやっていた知り合いの殆どがこのQ-80を通っています。
「伝説のソープ嬢」のようなシーケンサーと言えましょう。


後に、SMFに対応した「Q-80ex」も発売されました。

*1:本当に強いてあげるならば、処理がやや遅いことと、再生中にノートを取りこぼすことが稀にあるくらい。あとアダプターがデカイ。結構あるな欠点。

*2:「パソコンに親を殺されたから意地でも使いたくない」などの複雑な事情があるのでしょう。